長く土鍋を使っていると、ひびが入ってしまうことってありますよね。
私も先日、実家の土鍋にひびが入ってしまって、底から水が漏れてくるという状態になってしまいました。
でも、何とか修理すればこのまま使えそうな気がしますし、なんか捨てるのももったいないですよね。
ということで今回は、土鍋にひびが入っても使えるのか、修理や補修の方法などについて考えていきたいと思います!
土鍋はひびが入っても使える?片栗粉による修理・補修の方法
土鍋はひびが入っても使えるものなんでしょうか?
ちょっとしたひび割れであれば多少は大丈夫かもしれませんが、底から水が漏れてくるようであれば、やっぱりそのままでは使用できないですよね。
となれば、やはり修理する必要が出てきます。
『自分で修理や補修ってできるの?』って感じますが、実は家庭でも簡単に土鍋のひびを補修することができちゃうんです。
片栗粉を使った土鍋の修理・補修なら簡単!
土鍋にひびが入ってしまったときは、片栗粉を溶かした水をコンロで加熱して沸騰させ、片栗粉の粘り気成分でひびを埋めてしまう方法が簡単です。
土鍋を一番最初に使うときにも、目止めといっておかゆを作ったりすると思いますが、あれと全く同じことを片栗粉で行っていきます。
まず、土鍋の中に片栗粉を大さじ3~4ほど入れ、土鍋全体の8~9割くらいまで水を入れ、片栗粉を水に溶かしていきます。
ある程度かき混ぜたら、あとは弱火で加熱していくだけでOKです。
土鍋は急激な温度変化に弱いので、強火ではなく弱火でじっくり加熱していきましょう。
沸騰してからも20分程度は弱火にかけておき、火を止めてそのまま一晩土鍋を放置して熱を冷まします。
これによってドロドロになった片栗粉が土鍋のひびを埋めてくれて、次回以降水が漏れなくなります。
おかゆを作ったり、お米のとぎ汁を使うのもOK
上記のように片栗粉を使うのもアリなんですが、これと同じ効果を得られるのが、おかゆやお米のとぎ汁です。
おかゆで土鍋のひびを補修する場合、普通におかゆを作ってから、そのまま1時間ほど放置します。
作ったおかゆは食べてしまっても問題ないですし、しっかり目止めするためにそのままもう少し放置していてもかまいません。
お米のとぎ汁を使って修理するなら、片栗粉の時と同じように、弱火で沸騰させて、沸騰後に20分ほど加熱してから、一晩おいておくことでひび割れ部分を補修することができます。
土鍋の縁や取ってまで広がったひび割れに注意!
以上のように、土鍋のひび割れは片栗粉等によって穴埋めをすることで、修理・補修することができますが、土鍋の縁や取ってにまでひび割れが広がってしまっている場合は注意が必要です。
ここまでひび割れが広がってしまうと、料理を使っている最中に土鍋が突然割れてしまって、中身が流れ出てしまうことにつながりかねません。
そうすると、料理をしている人がヤケドやケガをしてしまったり、中身がこぼれたことによってガスコンロが故障してしまったりと、土鍋以外のトラブルにもつながります。
そのため、土鍋の縁や取ってまでひび割れが広がっている場合は、もったいないかもしれませんが新しい土鍋に買い替えることをお勧めします。
土鍋のひび割れを防止する方法は?
土鍋がひび割れしてしまうのを防止して、長く使っていく方法もチェックしていきましょう!
土鍋を洗ったら速やかに乾かす
土鍋を洗ったら、できるだけ速やかに乾かしましょう。
特に、鍋底が濡れたままの状態で火にかけてしまうと、ひび割れや破損の原因になってしまいます。
これを防ぐためにも、土鍋を使って洗った後は、できるだけ風通しのいい場所でしっかりと乾かすようにしましょう。
土鍋は絶対に空焚きしない
土鍋は急激な温度変化に弱く、一気に温度が上がるとひび割れしやすくなります。
土鍋に水や食品などが入っていない状態で空焚きしてしまうと、土鍋自体の温度がドントン上昇してしまって、ひび割れが起こりやすくなってしまいます。
急激な温度変化を起こさせないためにも、土鍋は絶対に空焚きしないようにしましょう。
土鍋を最初に使うときは必ず目止めをする
新しい土鍋を買ってきて最初に使うときには、必ず目止めを行うようにしましょう。
目止めは、この記事の冒頭でご紹介したような、片栗粉やおかゆなどによって、土鍋の細かい隙間を埋める作業です。
新しい土鍋には素焼きの部分に細かい気泡が残ってしまっていますが、この気泡を目止めによって埋めてあげることで、ひび割れを防止し、長く大切に使えるようになります。
まとめ
土鍋のひび割れを修理するときには、片栗粉を水で溶かして沸騰させ、そのドロドロ成分で穴埋めをすることで補修することができます。
家庭にあるもので簡単にひび割れに対処できるので、気が付いた時にはぜひ試してみてくださいね。
また、ひび割れを防止するためにも、普段は土鍋を洗ったら早めに乾かして、空焚きは絶対に行わないように気を付けたいですね。
それでは、最後までご覧いただきありがとうございました!
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