学校とか公園とかについている水道をよく見てみると、蛇口のところに星形のギザギザの金属が入っていますよね。
昔からあの星形のギザギザってついていましたけど、思えばあの星形の金属が入っている理由ってどうしてなのか気になっちゃったんですよね。
そこで今回は、水道の蛇口に星形のギザギザが付いている理由や、あのギザギザの名前や役割などについて調べていきたいと思います!
水道の蛇口に星形のギザギザが付いている理由は?名前や役割は何?
子供の頃は、水道の蛇口についている星形の金属はただの飾りだと思っていたんです。
ですが、あのギザギザの金属はちゃんと意味や役割があって付けられているんですよね。
その役割というのは、水が飛び散ってしまうのを防ぐことです。
あの星形のギザギザの金属は整流板という名前なのですが、その名のとおり、水の流れを整理するための役割を持っています。
蛇口の中にある星型の金具は整流板といって、これのおかげで蛇口から出る水は飛び散らずにまっすぐ下にいくらしい pic.twitter.com/unzmx7NK0h
— クロッカス (@Version3waBatta) July 20, 2019
このように、このギザギザの星形の金属があることによって、水道の蛇口から出てくる水が穏やかに出てくるようになるんですね。
もともと水が流れてくる水道管って、配管がクネクネと色々な方向に曲がっています。
そのため、水道管の中を流れてくる水は、色々な方向に動かされながら流れてくることになるんです。
いわば、水道管の中の水は色々な方向に振り回されながら最終的に蛇口から出てくるので、何も工夫していないと飛び散るように水が出てきてしまいます。
このように様々な方向に振り回される力を抑えて、水が穏やかにまっすぐ出てくるようにするための役割を持っているのが、星形の整流板ということなんですね。
ちなみに、水が様々な方向からの力を受けたことによって、蛇口から飛び散るように出てしまうことには、慣性の法則というものが関係しています。
電車に乗っていると、電車が止まるときに、体がガクッと揺れたりしますよね。
あれも慣性の法則が関係していて、これまでの電車のスピードを維持しようとするから、止まるときに進行方向側に体が動いてしまうんです。
水道管の中の水も同じように、様々な方向へと動く力が維持された状態で蛇口から飛び出してくるので、その力を制御する整流板をつけていないと、バシャバシャと水が飛び散るように出てきてしまうということですね。
まとめ
ということで、学校や公園などの水道の蛇口についている星形の金属は整流板と呼ばれるもので、水をまっすぐに出すためにつけられている物でした!
ただの飾りではなくて、ちゃんと意味のあるものだったんですね~
それでは、最後までご覧いただきありがとうございました!
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