お風呂の中の換気扇はカビの発生を防ぐために大切なのですが、天井に設置されていることが多いので、掃除するのが大変なんですよね。
キッチンの換気扇のように、油汚れが付くわけじゃないし、そんなに頻繁に掃除しなくても問題ないんじゃない?と思っている人も多いようです。
ホントにそれで大丈夫なのか、お風呂の換気扇の掃除の理想的な頻度をチェックしてみましょう。
お風呂の換気扇を掃除しないとどうなる?
お風呂の換気扇は、主に浴室の湿度を下げるために使うものなので、キッチンの換気扇みたいにベタベタの油汚れが付くことはありませんから、見た目は汚れていないかも知れません。
ですが、お風呂の壁などに黒いカビが少しでも発生した場合は、浴室内にカビの胞子が舞っているはずです。
それを換気扇が吸い込んでいるので、表面的には汚れて見えなくても、換気扇の中のフィルターやファンにはカビの胞子がビッシリと付着している可能性が高いのです。
カビの胞子をまき散らす換気扇なんて・・想像するとぞっとしますね。
換気扇の掃除頻度は?
お風呂の換気扇の掃除は、一年に3~4回が理想的な頻度だとお掃除業者は言います。
とくに最近はお風呂の中で洗濯物を乾かす人も多いので、衣類のホコリが換気扇のフィルターを詰まらせて、換気機能を低下させてしまう場合もあるからです。
お風呂の使い方によっては、たしかに3か月に一回くらいの頻度でしっかり掃除した方が良いのはわかります。
ですが、本音を言えば、大変そうですよね。
お風呂の換気扇のタイプによっては、そんなのこまめに掃除しなくても済むので、まずは換気扇のタイプをチェックしてみましょう。
換気扇のタイプによってお掃除の仕方も異なる!
お風呂に設置されている換気扇は、主に2つのタイプに分かれます。
プロペラファンタイプとシロッコファンタイプです。
プロペラファンタイプは、壁に設置されていて、直接屋外に排気するもので、一戸建ての浴室に使われることが多いようです。
ファンがクルクル回るのがわかるのなら、プロペラファンタイプです。
アパートやマンションなどはシロッコファンタイプというもので、ダクトを通って排気するものです。
天井に設置されている換気扇はほぼシロッコファンタイプです。
ダクトを曲げたりできるので、排気口から屋外の風が入り込んだりしないので、戸建住宅でもシロッコファンタイプを設置することが多いようです。
換気扇掃除の手順
プロペラファンタイプは、掃除が簡単です。
ファンを取り外して洗うだけなので、掃除が苦手な人でもまめにできるでしょう。
問題は取り外しが難しいシロッコファンタイプです。
取り外し方はボルトで固定してあるタイプとワイヤーで固定してあるタイプで違います。
無理に引っ張ったりせずに、ネジで止めているものかどうか確認してみましょう。
シロッコファンタイプは、換気扇カバーの内側にフィルターが入っているものがあります。
フィルターと表面かカバーについた汚れを3か月に一度くらいの頻度で掃除していれば、中のファンは汚れにくいので、簡単にできる掃除をマメにするのがポイントです。
もしもフィルター付きであれば、中のファンを取り外して掃除するのは1年に1度でも十分です。
フィルターが付いていない場合は、カバーの上に取り付けられるフィルターを探してみましょう。
汚れが中に入りにくくなるので、大々的な掃除の必要性をグッと下げることができますよ。
シロッコファンの掃除は、カバーを取り外し、ファンの中心のネジを緩めて外します。
ファンの汚れを中性洗剤で洗い、ファンを戻す前に手の届く範囲の内部の汚れをふき取ります。
ファンの水分をふき取り、乾いてから戻してカバーを閉じます。
業者じゃないと取り外せないファンもあるので、難しい場合は無理しないことが大切です。
まとめ
お風呂の換気扇の掃除って、簡単にできるものじゃないのです。
分解までして掃除するのは、1年に1度でもスゴいと思います。
慣れない人が分解して壊してしまうのも困るので、せめてカバーやフィルターだけは3か月の1度ペースで掃除しましょう。
コメント